聞く力
2023年10月20日
聞く力って抽象的だよなぁって思う。「あの人、聞く力スゴイよね」って言うときに何をもってスゴイと言うのだろうか。
いったん分解してみる。
- 聞く姿勢
- 好奇心
- 問い力
- 準備力
とかになるのかな。それぞれを少しだけ掘ってみる。
姿勢
相手の方に体を向けて話すとか、目を見て話すとか、いい具合に相づちをうつとか。
姿勢ってなかなか身に着けるのが難しいと個人的には思う。こういう姿勢がいいんだよね、というのは分かるけども、実践するのが難しいというか、油断したり、単純に疲れていたりするとありのままの自分が出てきてしまう。
姿勢には本心が表れやすいので、分かったフリをするとか、言葉で取り繕うとか、そういうのは防げないと思うので、言ってしまえば、どこかやましいことを日頃から取り払って生きることが大事なのかなと思う。
好奇心
興味がないということは絶対に態度に現れる。どれだけ言葉で取り繕っても確実に相手に伝わる。だから何に対しても興味を持つ好奇心が必要だ。
もちろん会話をしている時だけではなく、常日頃からいろいろなことに関心持つことが大事で、知らない話をするよりも知っている話を共有することの方がいいこともある。
相手が興味のない話をするのはある程度の勇気が必要だから、相手が多からず興味があることだということが自明であれば、口を開きやすいのではないか。
問い力
相手に対して投げかける問いが、相手の話を引き出すものであること。問いの重要さは言うまでもないとは思う。
問いの内容はもちろん、問いかけ方や、問いに使う言葉も様々な影響がある。
この辺りは問いのデザインという書籍がでているのでいつか読む。
準備力
アドリブでうまくやれる人は一握りだと私は思う。
ほんとに頭の回転が速い人なのか、多くの打席に立ち多くの経験をしている人か、そういう人じゃないとノー準備で臨むことはできない。と思う。私はどちらにも当てはまらないので、できる限りの準備をしないといけない。
相手が話したいことを事前に聞けるなら聞いておくこと。それは相手が準備することにもつながるが、一方で準備した範囲外のことが話題にあがらないこともあるので注意が必要。
あとは、準備する余裕があることを相手に見せるのも大事な気がする。いつも1on1に遅れてくるとか、忙しくて忘れているとか、そういう姿を見せてしまうと、相手は話したいことがあっても切り上げてしまうかもしれない。