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次世代Webカンファレンス2023

2023年12月17日

久々にオフラインのカンファレンスに参加してきた。

前の日朝帰りで見事に寝坊、最初のセッションを見逃した。ので、アーカイブを見たりしながら超簡単にメモ。

CSS

途中少しだけEvery Layoutというかレイアウトプリミティブについての話があって、自分はレイアウトプリミティブけっこう好きだったので、なんでかなぁとちょっと考えてた。

セッションの中でも話があった通り、デザインのルールをCSSに落とし込みやすいのはレイアウトプリミティブなんだろうというところなんだが、逆にデザインにルールがないとまったく活きてこないの辛い。

最後に最近のWebデザインあまり変化がないけどそれは技術的な問題ではないという話があって、自分の周りだけの話ではないんだなぁと思った。

テスト

テストコード自体をどこまでDRYにするかどうかという話はやっぱり難しいよなぁと思って聞いてた。あとやっぱどういう変更をしたときにどのテストを実行するかっていうテスト設計ちゃんとしないとあかん。

VRTの頻度や粒度

  • プロダクトの特徴によって決める
    • toBよりもtoCの方が見た目品質の方が優先度が高い
      • インターナルのツールの場合は、見た目よりも内部ロジックの品質の方が優先度が高い
  • デザインシステムやコンポーネントライブラリがあるかどうか
    • コンポーネント単体の品質はコンポーネントライブラリ側で担保していれば、アプリケーションはページベースのVRTだけしていればいい、という考え方
  • コンポーネント1つ1つの状態でページのVRTしようとすると、テストケースがかなり大きくなって管理が大変。

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フレーキーテスト

同じテストコードでも、パスしたりしなかったりするテストのこと。

APIのリクエスト、レスポンスのタイミングに依存して結果が変わったりしないかどうか

あとで読む

テストの定量評価

テストの価値をどう示していくか

  • 障害に対してどういう効果があるのか(金額で示せるといい)
  • QAの負担をどれくらい削減できているか
  • 開発のリードタイムがどれくらい削減できているか

アクセシビリティ

2004年ころ、ポケモンにもアクセシビリティのアの字もなかったから、壁にぶつかった時の効果音を使ってマップを覚えながら楽しんでたらしい。AMラジオを近づけるとノイズがなったりするのでそれで頑張ってたとか。

WAI ARIAがちゃんと支援技術側で機能するようになってきたが、作る側が間違えてる。ライブラリがデフォルトで提供するアクセシビリティ機能やテストツールの普及してそれも少しずつ改善してきたけど、ほんとにそこだけに頼るのでいいのか?

個人的にはいきなり完璧を目指すのは無理で、(オーバーレイも含めて)なんでもいいから少しずつ改善していけばいいんじゃないかなぁと思っている。もちろんオーバーレイをいれて、満足するようなことはないように。

AIがWebにかかわらず非アクセシブルコンテンツを改善するのかどうかというと、Microsoft seeing AIとかを見れば明らかに改善するだろうなぁと思う。

最後にXRの話。

ヘッドセットを通して人が見ているもの以外も、デバイスにはセンサーを通して見えていて、そういう人間には見えていないことを情報として提供すれば、アクセシビリティはよくなるのかも?

ヘッドセットはアイトラッキングをして操作する機能があるけど、斜視の人のアイトラッキングの難しさを例に、新しいテクニックやテクノロジーが生み出してしまうUXの差を聞いてなるほどなぁと思った。

デザインテクノロジー

実現可能性を測っていないデザインとそのデザインを無理やり再現しようとするエンジニアリングのゆく果ては技術的負債の塊になりがちだと話を聞いていて感じた。

とはいえ実現可能性に引っ張られすぎて、つまらんデザインしか上がってこない可能性があるので、そこの間をついてくるデザイナーと仕事をしたい。

デザイナーは開発の知識求められがちだけど、開発者はデザインの知識をそこまで求められないのはなんでだろう、と言う話で、

デザイナーの方が前工程で、エンジニアリングの方が後工程なので、だし戻しを減らすなら後工程の知識を持っておくべきみたいな話はなんとなく納得した。

とはいえ、デザイナーの意図をビジュアルデザインから汲み取るにはエンジニアもデザインの知識が必要。

フロントエンドアーキテクチャ

どっちかというと、コンウェイの話が中心で、技術的な話はそこまでなかった。まぁ切っても切り離せない感じはあるよね。(途中けっこう寝てた気がする。すみません。)

イネーブリングチームはなんでもかんでもサポートするチームというよりは、組織の標準に関するサポートをするチームという立ち位置で、組織の標準に外れる場合はそのチームが責任を持って自分たちで対応してもらう、という立ち位置はわかりやすい。

失敗したことがない人ほど、オレオレな最高のアーキテクチャを作りたくなる。けどホントのところ最高のアーキテクチャはない。のでできるたけはやく失敗させるのがよい。