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中之条ビエンナーレ

2023年10月7日

中之条ビエンナーレ2023に行ってきた。

仕事がけっこうしんどくなってきて、そろそろ息抜きしたいなぁと思っていたタイミングで同僚から中之条ビエンナーレがよかったという話を聞いて、即断した。

ちょうど最終日が3連休の最終日と重なっていて、混みそうだなぁと思い1日早く有給取って初日は平日に行ったけど、休日もそんなに混んでなかったような気がする。

四万温泉エリアは千と千尋の神隠しの旅館のモデルにもなったらしく土日は予約全然とれなかったけど、平日で1箇所だけ空いていてよかった。

関係ないけど、旅館は一人ものには厳しいんだよなぁ。単価が下がるのも分かるけど空室よりいいじゃないと思うけどね。

ロケーションはとてもよかったけど、旅館に入った途端に店員さんめっちゃ怒鳴られてたし、飯も普通、というか地域の特産物とか出してほしかったなぁとちょっと思う。当たり前だけど高けりゃいいってもんじゃないね。

狙ってたわけではないけどサウナもあったのに整備中で入れなくて悲しかった。

朝から寝坊して、車で行って、全然予定通り見て回れなかったけど、総じて行ってよかったなぁと思った(?)


物には寿命がある。電池は使い切れば動かなくなるし、車や家も使っていればいつか壊れる。それが物の寿命とも言える。それは自然な死なんだろう。

一方で人によって殺される物もある。かつて、六合には野反ライン山口食堂という食堂があり、平成30年に閉店したらしい。

ここも展示会場として使われていて、なかではさまざまな物を弔うことを表現されていた。

会場のすぐ近くには温泉やカフェがあり人で賑わっている中、忘れられたかのように、誰からも見えていないようにひっそりと佇むその建物には当時の物がまだ残っており、何年も放置され、忘れられた跡があった。

これは人為的に殺された物なんだと感じた。

家の中にある鳥の糞から、鳥がそこにいた気配を感じ、巣の痕跡を探す。人が使わなくなったものを他の動物たちが使っていた。誰にも看取られずに気配をすこしずつ消していく物たちに、ゴミとして処分されることもなく、ただただ忘れられていく物たちに少しばかりの痛みを感じた。

もちろん全ての物に対して葬式をやれという話ではないし、サステナビリティという側面もあるけれども、それ以前に物をちゃんと使い切ることは所有する人や使用する人の責任なのかもなぁと思った。