マネジメントv1.0.0
2019年4月10日
自分なりにリーダーの役割および、マネジメントについてまとめてみる。バージョン1はとりあえず頭の中のマネジメントを全て書き出してみた。
マネジメントとはなにか
会社がリーダーに期待することと、チームがリーダーに期待することの2つの側面があるが、両方に通じることは「意思決定をすること」だと思う。
会社におけるリーダー
誰が何をやるのかを決めて指示をしたり、チームの意見をまとめて方向性を決めたりする。 またそれをすることで「チームとして成果を出す」ことが最大のミッション。 サブミッションとしては「次のリーダーを作ること」「自分がいなくてもチームがまわる状態を作ること」がある。
チームにおけるリーダー
もちろんメンバーによってリーダーに求めるものは違うが、 自分がこうありたいと思うチームにおけるリーダーとは基本的にはメンバーによって「使役される」こと。 具体的には、
- チームの高いパフォーマンス、高いモチベーションを維持する
- 最適な作業環境をととのえる
- 作業の時間をしっかり取る
- 余計なタスクはさせない
- メンバーの抱えている課題を発見する
- 本人がうまく言語できていないことを一緒に整理する
- 今後のエンジニアとしてのパスを一緒に考えて、そのパスを整備する
使役されながらも、意見をまとめ上にあげる必要があるので2つの顔を持たないとならない。
今はマネージャーではなく、リーダーなのでどちらかといえば会社よりもチーム側に立っていると思う。
どんなチームにしたいか
- 各自のやりたいことが明確にあり、またチームのやるべきことがそれと重なっている
- 周りのチームから一線を引かれない
自分はどんなリーダーでありたいか
技術の話が通じることは当然(なので、常に勉強することは必須)として
- 冷静、柔軟かつフランクであること
- チームと会社を対等にする存在になること
- メンバーの意見を会社に通す窓口となる
- 通りやすいように意見を整理する
- 自分のやりたいことをやっていること
- HRT(Humility, Respect, Trust)を大事にする
そうなるためにどんなことをするか
具体的に何をするか
- チームとしての方向性を決める場合、大枠を自分の方で決めて、詳細はみんなで決める
- 自分の意見はなぜその結論に至ったのか、どういう思考プロセスでそうなったのかを含めて共有する
- 納得いかない場合は都度ツッコミをもらう
- 自分のやりかたを共有して、できてない場合はツッコミをもらう
- メンバーの意見はどしどし取り入れていく
- メンバーに何かをやって欲しいときは正確に伝える
- どういう背景があり、なぜやってほしいか
- いつまでに、何をやるか。また、何をすれば完了となるか
- 相手がやりたいかどうか
- 「人」と「事実」を常に切り分ける
メンバーになにを求めるか
- 妥協しないこと
具体的なタスク
タイミングごとに必要なタスクをまとめる。
調査フェーズ
- 他のチームのリーダーが何をやってるのか聞いてみる
- リーダーとしてやっていること、やりたいけどできてないこと
- 意識していること
- 会社としてのチームの役割は何かを明確にする
- チームの現状を把握する
- 仕事内容
- スキルセット
- ミッション
- チームのメンバーにいろいろ聞く
- 私に求めること
- どうなりたいか(どうすればそうなれると思うか)
- 仕事として何をやりたいか(できればどうすればそれができると思うか)
- 困っていること(どうすれば解決できると思うか)
整理フェーズ
- 役割と現状を照らし合わせて、余計なもの・足りないものを整理する
- 募集要項をつくる
- 新しいメンバーに対して期待するレベルを提示(あくまで期待)
- 満たないメンバーはそれを参考にスキルアップを図る
- チーム内のスキルアップの仕組みを整える
- 自分が教えられることは多分もうない
- OSSコントリビュート
- モブプロ
随時
人が増えた時
- チームのルールや文化を明確に伝える
- 自分がその人に期待することを伝える
- その人が自分や会社に期待することを伝える
人が抜けた時
- その人が抜けたことでできなくなってしまった、時間がかかるようになったことを確認する
- その穴を埋めるためにはどんなスキルを持っている人が何人必要かを考える
問題が起きた時
- 人に焦点を当てないように注意して経緯、状況のヒアリングを行う
- 原因がある箇所(社内、社外など)を整理する
- この問題によって影響をうける範囲を整理する
- 解決策をリストアップする
- かかる時間と効果の2軸で解決策を整理する
- それぞれの解決策に必要な人数、担当者、スケジュールをきめる
- 効果が高くすぐにできるもの、効果が薄くすぐにできるものを実行しつつ、効果が高く時間がかかるものを同時並行ですすめる
なにかを改善する時
- 何が問題でなぜ改善する必要があるのかを整理する
- 現状を数値化する
- 目標を定める(現状の数値がどのくらいになればよいか)
- 定期的に進捗を数値で確認する
うまくいった時
- 何に対してどうやったことがなぜよかったのかを整理する
- 盛大に祝う
ざっと考えただけでも死ぬほど大変そう。がんばろう。