グローバライズ
2019年3月3日
久しぶりにブックオフに立ち寄って、ずっと気になっていた「グローバライズ」を手に取った。 前情報なく1章だけ軽く立ち読みして続きが気になって買った。430円。
で、家に帰って早速読み始めたらまさかの短編集。 「え?ここで終わりなの?笑」っていう短編が集まっている。 想像していたのと違ったけど、これはこれで面白い。
一言でいうならばカオス。まじでカオス。 短編なのに、途中で書いてる人変わってるんじゃないの?って思うくらい シーンの切り替わりが急すぎて、途中何読んでるかわからなくなって笑えてくる。
前半は隠し味程度にエロさとグロさをいれてきて、ん?これは笑うとこ?っていう箇所があった感じ。 でも100ページすぎたくらいからはもう章の1行目からがっつり下ネタでさすがに一旦本を置いてしまった。淫行芥川賞には敵いません。
1番のお気に入りは「絆」かなぁ。トイレで用を足す女の子と、その女の子の生い立ちについて話すシーンの切り替えが絶妙すぎて非常に面白かった。
一気に読まないと多分しばらくは読みたいと思えない作品。 けど、忘れたころにまた読みたくなりそう。